レンガの原料となる粘土と砂は、江別近郊のものが殆どです。それを原料配合供給機に入れ、ロールクラシャー、スクリーンフィーダー、ロールクラッシャーの順によく練り合わせます。混合土練された土を水分22%に保ちながら真空形成機で成形し、土に含まれた水分を蒸発させるため、トンネルドライヤーに入れます。ここは、予備乾燥室と、本乾燥室にわけ、コンピューターによって時間を制御し、乾燥させます。素地の仕上がりは工員の手作業で選別を行い、トンネルキルンへ窯詰めされます。トンネルキルン内の最高温度は1180度。焼料には重油とガスが使われています。窯出ししたものを、今度は製品選別し、出荷します。作業工程は、最低でも11日かかります。次の世代へ伝えるレンガを作るため、いつも多くの目が工程をしっかり見守っています。